@article{oai:kobe-du.repo.nii.ac.jp:00000272, author = {IMAMURA Fumihiko and MITERA Sadako and NAGANO Maki and 今村 文彦 and 見寺 貞子 and 長野 真紀}, journal = {芸術工学2019}, month = {Nov}, note = {本報告は、東南アジアの生活デザインにみられるハイブリッド性を探る試みとして、「プラナカン様式」という東洋(中国、マレー)と西洋を折衷、融合させたデザインに焦点をあて、その歴史的背景、建築、服飾、インテリア、生活用品等の生活全般におよぶデザインの特色および近年になって再評価されている現代的な意味について検討するものである。  2018 年度は、2017 年度の研究成果を補足しさらに、深化させることを目的に、マラッカで再度現地調査を実施した。調査研究のテーマを、ショップハウスの街並み構成と装飾デザイン、伝統的な装身具と現代のデザイン、密集する多様な宗教施設の3 つに絞り、マラッカのプラナカン文化について理解を深めた。  これらの一連の調査分析を通じて、プラナカンがつくりだしたショップハウスの融合的折衷的な景観は、点在する宗教施設の多様性とともに、植民地の歴史を踏まえたマラッカの独自性に大きな貢献を果たしている。また、プラナカン女性の装身具にみられる文化的複合性は、現代ではマレー文化のアイデンティティと結びつけられて語られていることが明らかになった。今後は、マラッカをはじめとして、ペナン等の他の地域での具体的な生活のありようを探り、プラナカンの生活の全体像を把握することが必要である。}, title = {東南アジアにおける生活デザインのハイブリッド性についての調査研究/-プラナカン・デザインの現代的役割を探る試み-(2)}, year = {2019} }